看護師として働くことに憧れをもって職場についてみると、全てが想像していた通りではない現実に直面したりします。
患者やその家族との付き合い方や看護の行い方に苦労したり、新しい技術の習得に時間がかかったり、ミスを連続してしまったりと仕事の悩みは尽きません。スキルが身について、何でも無難にこなせるようになってくるとあまり深く悩まないようになってきます。しかし、働き始めた頃というのは悩みすぎてしまって、心の負担が大きくなりがちです。
その際には、カウンセリングを受けてみるのがいいと思います。自分が抱えてきた仕事の悩みを打ち明けてみるだけでも、気分が晴れることに気づくでしょう。それまで看護学校に通って友達と気軽に話せていた状況から、働き始めて自分のことを話す機会を失ってしまって塞ぎこんででしまう状況になる人も少なくありません。同僚ともそれほど打ち解けた仲になれなかったり、家族とも離れてしまって話す機会がなかったりして、余計に自分で色々なことを抱え込んでしまっている場合が多いようです。カウンセリングを申し込んで話をしてみると、気分が晴れてきてただ話す機会があればそれで十分だったことに気づくこともあるでしょう。
その経験は、看護師として現場で役立てていくことができます。患者にただ不安に思っていることを話させてあげるだけでも、看護師としての職務を果たせていると実感できたりします。そういった経験も持てるので、前向きにカウンセリングを受けてみるのはいいと思います。